「フロモックス」淋病治療での解説とレビュー
フロモックスの概要
フロモックスは様々な細菌感染症に用いられます。外耳炎、中耳炎、膀胱炎、肺炎、気管支炎、また外傷後の二次感染予防などでも利用されます。
セフェム系の第3世代の薬で、抗生物質の中でもグラム菌に対して効果を発揮する種類の薬です。近年では最新の第4世代の薬が登場しており、カバーできる菌の種類が第4世代のほうが広いことからそちらが積極的に使用されています。
しかし菌の耐性や、本人の薬に対するアレルギー、薬の副作用などを考慮して、このフロモックスが使われることもあります。
フロモックスの飲み方
対象の疾患によって用法は変わります。
一般的には、1日3回、朝・昼・夕に分けて100mgづつ、1日計300mgを経口で服用します。
服用期間はおおよそ7日間といわれています。
フロモックスの特徴
フロモックスは、細菌を死滅させる抗生物質です。セフェム系の薬であり、これらの薬は一般的にグラム陽性菌、グラム陰性菌の菌を死滅させます。
フロモックスはその中でも特にグラム陽性菌に効果を発揮する、セフェム系第3世代の薬です。
菌によって発生している症状はすべて対象になってくるため、用途は非常に広いです。
例えば、かぜのような症状でも、原因菌がこのフロモックスで死滅させられる場合は、処方されることがあります。
菌が死滅すれば、熱が下がったり症状が治まったりしますから、通常の風邪薬と近いような効き方をします。
また、副作用が少なく、比較的安全な薬として知られています。
フロモックスの副作用
副作用としては、下痢や腹痛、嘔吐、胃痛などの胃腸症状や、発疹やかゆみなどのアレルギー症状がみられることがあります。そのほか、頻度は低く稀ですが、腎不全、肝障害、皮膚への影響なども報告されており、使用の際は注意しておきましょう。
淋病の治療におけるフロモックス
フロモックスは優れた薬ですが、近年は耐性を付けている菌も多く、正しい薬を使わなければ治療が完了しないどころか、逆に菌を強くしてしまい、さらに治療が困難になる可能性があります。
淋病において第一選択薬としてあげられる薬は何か、それぞれの薬の効果が出る確率はどれぐらいか、よく確認をしておきましょう。
淋病治療のガイドラインや病気の概要は以下で説明しています。
また、淋病において利用される経口薬で最も信頼性が高い薬の一つが、アジスロマイシンを含むジスロマックです。
ジスロマックはジェネリックも普及しており、安い金額で治療が可能となっています。
2019/05/07