アジーの淋病治療での使い方解説とレビュー
アジーはジスロマックのジェネリックで、有効成分にアジスロマイシンが含まれています。
アジスロマイシンはクラミジアの治療での利用が有名ですが、実は淋病の治療でも使われる可能性があります。
アジーを淋病で利用する方法を見ていきましょう。
淋病という病気と治療方法について
淋病は常に耐性を付けた新しい菌が発見されています。
理由は様々ありますが、ひとつには抗生物質の利用の乱発などが挙げられます。
一度ある薬にさらされながら生き延びた菌は耐性を持ちやすくなるため、治療する際は確実に死滅させなければなりません。
しかし、治療が管理されていなかったり、あまり効果がない治療薬を乱発してつかっていると、いつしか淋病の菌が耐性を持ってしまい、効果を発揮する薬が減っていきます。
実はこの淋病は、海外では治療が非常に難しい強い耐性を持った淋病菌も発見されており、世界的には「不治の感染症」になる可能性を危惧されている感染症なのです。
地域性もあり、現在日本では99%以上効果を発揮する薬があるため、そこまで不安を煽るような訴えはありませんが、いつ治療ができなくなる感染症になってもおかしくない病気です。
そのため、感染してしまったらむやみに薬などを使わず、確実に治療を完了させられるよう、医師の指示に従って治療を行うのが賢明です。
以下は、淋病の治療で利用される薬をいくつか紹介します。
成分 | 薬のタイプ | 解説 |
---|---|---|
セフトリアキソン | 注射薬 | 99% おそらく現在、日本の淋病治療で第1選択薬として利用が検討される薬です。この治療法であればほぼ完治すると考えられます。 |
スペクチノマイシン | 注射薬 | 100% セフトリアキソンと同じく、日本の淋病治療で第1選択薬として利用が検討される薬です。注射による投薬で、こちらもほぼ完治すると考えられます。 |
セフィキシム | 経口薬 | -(同第三世代セファロスポリンの中では高い) このセフィキシムは第三世代セファロスポリンという分類に含まれますが、その中では最も効果が高いと考えられます。 |
アジスロマイシン | 経口薬 | - アジーはこのアジスロマイシンを含む薬です。これまで効果が不明だった薬ですが、近年では一定の効果を認められています。 |
上記からわかるように、現在では、セフトリアキソンとスペクチノマイシンがほぼ100%効果を発揮するため、病院ではこの注射薬を利用して治療するのが一般的になってきています。
一方、口から飲む経口薬もセフィキシムやアジスロマイシンも、一定の効果が認められてます。
しかし、その効果が100%かどうかわからないことと、患者が治療後に戻ってこないことが多く、再検査ができないことから、なるべく1回で治療が完了するセフトリアキソンやスペクチノマイシンが優先して利用されています。
この二つの薬に対してアレルギーが認められた場合などに、セフィキシムやアジスロマイシンの利用が検討されることが多いようです。
この二つの薬は効果がなかったという報告がされた事例もあるため、治療後は必ず再度検査をする必要があるでしょう。
アジーの淋病治療での利用の仕方
では、アジーを淋病治療で使うにはどのように服用をしたらよいでしょうか。
淋病治療の場合は、一気に体内の有効成分の濃度を上げるほうが菌を死滅させられるため、アジー2000mg(2g)を1回服用する方法が通常となっています。
クラミジア治療ではアジー1000mgを1回服用だったので、この2000mgは2倍を一気に服用することになります。
アジーに含まれるアジスロマイシンは比較的副作用が少なく、非常に優れた薬です。
2000mgを一気に服用することも問題はありませんが、よくある吐き気や胃痛、下痢などのアジスロマイシンの副作用症状には注意をしておきましょう。
1回服用すれば治療が終わる点はクラミジアと一緒で、飲み忘れが少なくなるのは利点といえます。
ただし、前述で述べた通り、アジスロマイシンに対して耐性を持っている菌も発見されており、現在は確実に治療が完了するかどうか不明な点が多いので、アジスロマイシンでの治療後には、淋病が完治しているか検査は必須です。
アジーの評判について
ジスロマックのジェネリックとして、アジーは有名な薬です。
その評判ですが、下記のような声がよく聞かれます。
古くから存在しているジスロマックのジェネリックで、クラミジア治療などを中心に利用実績が多い薬でもあります。
薬としては信頼して利用できるものと考えてよいでしょう。
ただし、淋病に対するアジスロマイシンの効果にまだ疑問符が残っているため、治療に使う場合はしっかりと管理をしなければいけません。
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