クラミジアはどのように感染する可能性があるのか?
2019/04/22
クラミジアは有名な性感染症ですが、どのように感染するかご存知でしょうか。
クラミジアはその特徴もあって、感染のリスクがある人はしっかりとその特徴を知っておく必要があります。
自分が感染リスクがある人か、よく確認をしておきましょう。
クラミジアの患者数とその症状について
性器クラミジアは性感染症の中では患者数の多い性感染症です。
厚生労働省からの発表では、平成30年の1年で男女を含めて約25,000人がクラミジアに感染したと報告しています。
https://www.mhlw.go.jp/topics/2005/04/tp0411-1.html
しかし、クラミジアは感染してから症状を感じづらい感染症です。
女性は80%近くの方が、本格的に症状が出始めるまで気が付かないとされており、また男性でも半数以上の人が、感染していても気が付かないとされています。
潜伏期間が1~3週間ほど存在し、また症状が軽微なこともあり、本人が自覚しづらい感染症なのです。
つまり、報告されている患者数以上に、実際に感染している人が多いと考えられるのがこのクラミジアです。
性行為によって感染するため、感染しているが感染していることに気が付かない人が多くいるということは、性行為をしていると知らないうちに感染している可能性が高いということです。
また、1回の性行為で、相手がクラミジアの感染者だった場合の感染率は、コンドームを使用しない場合は50%と以上といわれています。
完成経路などの問題もありますが、患部をコンドームなどでしっかりと覆っていると、感染率は低くなります。
クラミジアに感染するとどうなるのか
クラミジアに感染すると、どうなるでしょうか。
直接命にかかわるようなリスクは低いとされており、その点は安心してよいでしょう。
しかし、長く放置しておくと、感染患部が性器の場合はその周辺に感染が広がり、男女ともに不妊の症状が出てしまう可能性があります。
また女性の場合は、不妊だけではなく早産や流産など、妊娠に関する様々なリスクが高まります。
感染が発覚したタイミングで、必ず治療をしなければならない感染症といえるでしょう。
また、感染しているかわからなくとも、感染の疑いがある場合は、必ず調べておきたい感染症です。
下記が、性器クラミジアに感染した際にでる症状です。
人にもよりますが、まず尿道炎などが症状として出やすいと考えられます。
尿道炎は比較的症状は軽いですが、排尿痛や尿に混じった膿など、違和感はあるでしょう。
またこの尿道炎のような初期症状を放っておくと、さらに前立腺炎や子宮頸管炎など、各部位へ感染が広がっていくようなイメージです。
潜伏期間は1-3週間で、そこから徐々に症状がでます。
また、このクラミジアに感染している間は、HIVへの感染リスクも高まるため、性行為については細心の注意が必要です。
また、口から感染した場合は、咽頭クラミジアと呼ばれますが、こちらも症状が非常に出づらくわかりにくいクラミジアとなっています。
直接命に影響は及ぼしませんが、放っておくと上咽頭炎など、こちらも感染部位を周囲に広げていくことになります。
鼻づまりや耳の奥の違和感など、周囲の器官に違和感がでることが報告されています。
ただし、この咽頭クラミジアを長期で調査した研究結果がまだ少なく、具体的な感染症の変化がはっきりとしていないようです。
こういった背景から、一部の見解では、のどや鼻は常に食べ物や水が出入りしているため、こういったものに菌が流されていき、自然治癒をするのではないか、とも考えられています。
しかし、現状は不明で、治療をするに越したことはないので、感染リスクがある場合はまず治療を考えることをお勧めします。
また放っておくと2次感染でパートナーに感染をさせたりする可能性があります。
クラミジアはどんな感染経路で、どこに感染するか
性感染症は、体の粘膜経由で感染することが多いです。
最も感染することが多い経路は以下でしょう。
どちらが感染者でも、下記経由で相手のパートナーに感染させる可能性があります。
その他に感染する可能性が経路としては、以下のようなものがあります。
そのほかにも、目の縁や鼻の中なども、いわゆる粘膜に該当するため、さすがに性器が直接付着することはありませんが、口にクラミジアを感染している人の唾液や、性器にクラミジアが感染している尿など、菌が含まれている媒体がこういった粘膜に付着すると感染する可能性が高まります。
逆に、性器にクラミジア感染している人の下着など、服や布に付着している菌については、空気に触れた時点で菌が死滅している可能性が高く、感染リスクは高くありません。
しかし、可能性はゼロではないので、クラミジア感染者のパンティーなどを口に入れたり、性器に巻き付けたりするような行為があった場合は、注意が必要です。
どんな風に検査し、治療を行うのか
基本的には病院に行って相談すれば、すべて解決してくれます。
検査方法によりますが、1時間程度で検査結果がでることもあります。
検査方法は、尿や女性の場合は女性器の液体などをふき取り、それを検体として検査します。
血液を検査する方法もありますが、この場合は3-5日ほど結果がでるまでにかかるとされています。
検査結果に合わせて、医師が薬を処方してくれて、それに沿って治療を行えば基本的には完治するはずです。
また、検査も治療もともに、自宅で完結するような方法も一応あります。
検査キットはオンラインで購入し、自宅で検査を行うものもあります。
検体となる尿や唾液などを取得し、それを容器に入れて検査機関へ発送するようなタイプと、その場で30分ほどで検査結果を表示するものもあります。
いずれの方法も検査の精度については、ある程度高いといえますが、すべての検査には当然間違って結果がでることもあります。
これは病院で検査を受けても、そのような可能性が十分あります。
自宅の検査キットの、特にその場で出るタイプを使う場合は、場合によっては5,6個まとめて購入し、2回検査する方法などが考えられます。
これによって、間違った結果が出ている可能性を抑えることができます。
結果が分かれてしまった場合は、あきらめて病院へ行くか、さらに何度も検査を実施してみるとよいでしょう、
どんな検査キットであっても、検査結果精度が60~70%ということはありえませんので、通常は正しく利用をすれば、精度は99%以上を超えてくるでしょう。
そのため最悪の場合でも3,4回検査すれば、それ以上結果が割れることはなく、正しい感染状況に合わせて結果がでてきます。
下記の検査キットはその場ですぐ結果が出て、検査機関へ発送する必要がないタイプです。
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また、治療についても、海外の個人輸入代行業者から薬を購入して治療するという方法もあります。
薬としては、現在はアジスロマイシンという成分が含まれた薬を治療で使うのが一般的です。
先発薬では「ジスロマック」という名前で知られている成分です。
性器クラミジアの場合は、1回でこのアジスロマイシン1000mgを服用する治療法がよくとられます。
アジスロマイシンは体に長く成分が滞在し続けるため、一度に1000mgとると1週間ほど体内でこの成分の濃度が高い状態が維持されます。
その期間内にこの成分が菌を完全に死滅させるため、クラミジアの治療が完了します。
他の炎症の症状が出ておらず、感染だけであれば、クラミジアの治療にかかる期間は1週間と非常に短いです。
アジスロマイシンの治療は口から薬を服用する方法で、体全身でこの成分濃度が高まるため、感染場所に限らず、この薬で治療ができます。
このアジスロマイシンを含んだ格安のジェネリックが海外から個人輸入できるため、こういったものを活用することも可能です。
ジェネリックの中では、アジー1000mgか、1錠でアジスロマイシン1000mgが含まれていて、1錠飲むだけで治療が完了できて便利です。
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先発薬であるジスロマックも個人輸入で購入することはできますが、少し値段は高いです。
それでも先発薬にこだわるのであれば、ジスロマックの利用が可能です。
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クラミジアの感染リスクがある場合は素早く治療を
クラミジアが感染の可能性が高い性感染症ということがわかりました。
また最近では様々な検査方法や治療方法があります。
治療に使われるアジスロマイシンという成分も、薬の中では副作用が少なく安全で、妊婦でも利用ができるほど、安心して利用できる成分でもあります。
薬に抵抗がある人でも、この薬であれば大丈夫です。
気が付いたらすぐに治療をすることをお勧めします。