エンペシドLクリームの効果と使い方

エンペシドLクリームは、日本で佐藤製薬から発売されている、膣カンジダ治療のための軟膏です。

エンペシドLクリームはどんな薬か、その効果と使い方について紹介します。

エンペシドLクリームの有効成分はクロトリマゾール

エンペシドLクリームに含まれている有効成分は「クロトリマゾール」です。

この成分自体は、おそらく女性の膣カンジダ治療で非常に実績の多い成分です。

歴史ある膣カンジダ治療薬の「クロトリマゾール」

この「クロトリマゾール」は世界的に有名なドイツの製薬会社「バイエル製薬」が40年以上前に開発した成分で、世界的に利用されている成分です。

女性のカンジダ治療について調べていけば「カーネステンクリーム」という薬がでてきますが、このブランドはバイエル製薬が海外で展開をしている「クロトリマゾール」を含んだ薬のブランドです。

このブランドがクロトリマゾールを利用した薬の始まりであり、カーネステンブランドは40年以上続いている、世界的には歴史ある有名なブランドです。

日本での販売は佐藤製薬に委託をしており、名前も「エンペシドL」というブランドに変えて発売していますが、同じ「クロトリマゾール」が含まれています。

クロトリマゾールの効果について

クロトリマゾールは、真菌を死滅させる効果があります。

真菌とは

真菌というのはカビと同じ種類の菌で、カンジダ症の原因となる菌でもあり、そのほかには水虫の原因の菌でもあります。

水虫は白癬菌が原因ですが、この菌は真菌の仲間の菌となります。

カビ、カンジダ症、水虫は、原因の菌からすると似たような感染症であるといえます。

カビと聞くと少し汚いイメージを持ってしまいますが、この真菌自体は空気中のどこにでも存在し、また常に人間の皮膚にも一定の数は存在しています。

なので、決して体に感染したからといって、危険だったり、汚いわけではありません。

カンジダ症や水虫は、この真菌が何らかのきっかけで異常増殖してしまった際に起こる感染症です。

異常増殖の原因は様々ありますが、ストレスによる免疫低下や、衛生環境の問題、あとはカビと同じで湿気が高い状態になっていると、真菌が異常増殖しやすいと考えられます。

この異常増殖してしまった真菌を死滅させ、真菌を減らすのがクロトリマゾールの役割です。

クロトリマゾールを使った治療期間

患部やカンジダの種類によって治療期間などは変わってきますが、一般的に膣クラミジアの場合は1週間程度で治療が完了できます。

女性器の外側にかゆみなどの症状を感じる場合は、軟膏であるエンペシドLクリームが利用できます。

内部にかゆみや痛みなどを感じる場合は、膣錠といういわゆる座薬の利用が進められます。

両方併用することもできるので、どちらかわからない場合は、両方同時に併用してもよいでしょう。

一方で水虫になると治療は数か月かかるといわれており、患部によってその治療方法や治療期間は変わってきます。

クロトリマゾールの優れた効果

クロトリマゾールがよく利用されている背景にはその副作用のリスクの低さがあります。

医師が処方する薬と比較すると、全体的副作用の発生率は低く、ある調査ではこのエンペシドLクリームの副作用発生率は0.2%以下である、という報告があります。

また、発生する副作用が警備なものばかりというところも、安心して利用できるポイントの一つです。

クロトリマゾールの副作用では、利用時に患部に熱い感覚を覚えたり、痛みを感じたりするほか、患部の赤らみなどがあります。

いずれも警備で、重篤な症状につながる可能性は低いです。

薬の働きとしても、カンジダの原因となる真菌だけを標的に作用するものとなっています。

それはすなわち、他の部分へ薬の影響がほとんど出ず、副作用が少ないことの裏返しでもあります。

薬による完治率も90%近くと、かなり高い確率で完治ができる成分となっており、このような背景が「カーネステン」「エンペシドL」のブランドが浸透している大きな要因と考えられます。

具体的なエンペシドLクリームの使い方

エンペシドLクリームは、1日に2-3回患部に軟膏として塗る治療を行います。

治療期間は1週間とすぐに完了できますが、この間に薬を塗り忘れた日などがあると、完治しない可能性があるので、この1週間は欠かさずエンペシドLクリームで治療を行うようにしましょう。

また、膣カンジダの治療の場合は、このエンペシドLクリームとエンペシドL膣錠の両方を併用する方法も考えられます。

その場合は、エンペシドL膣錠は1日1回、できれば寝る前に膣内に入れて利用します。

同時にエンペシドLクリームを塗って、同時併用を行います。

気を付けておきたい点として、この真菌は感染している皮膚にほかの部分が直接触れたり、真菌がついている人の皮などに触れると、そこから感染する可能性があります。

薬を塗っている指は大丈夫な可能性が高いですが、一応治療を行った後はきれいに手を洗いましょう。

また、治療前後で患部を触ることになりますが、触った後は他の場所に触れないように気を付けておきましょう。

エンペシドLクリームの購入の仕方

エンペシドLクリームは現在は、日本の薬局やWEBサイトから購入ができます。

近くの薬局などを探してみましょう。

また、このエンペシドLクリームの元ブランドともいえる、「カーネステンクリーム」は個人輸入をサポートする代行業者が取り扱っており、海外から取り寄せて利用することもできます。

カーネステンクリームに興味がある方は、こちらを使ってみてもよいでしょう。

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2019/04/25